2021/02/25 21:14

屋久杉は、古くは「杢は薩摩のうずら杢」と称され珍重されています。 ※注:「うずら杢」とは屋久杉の別称です。

        

杢目の最上質と言われるのが「笹杢」。

板目にびっしりと笹の葉が散っているように見える杢ですが、残念ながら最近ではなかなかお目にかかれません。 

      

ただ、笹の葉の形をした杢が一つ二つあるものはよく見かけます。                                                          また、杢目とは違いますが近年人気が高いのが「光明」とか「泡瘤」「虎杢」です。これも現代ではなかなか手に入りません。 

各杢目は下記の通り。

Ⅰ.「うずら杢」  鳥の鶉(うずら)の羽の模様に似ていることから「うずら杢」称されています。


Ⅱ.「笹杢」  写真の丸印の部分が笹の葉っぽく見えることから笹杢」称されています。


Ⅲ.「泡瘤」  細かい泡の様に見えることから泡瘤」と称されています。


Ⅳ.「光明」  木肌がラキラ輝くように見えることから「光明」と称されています。


Ⅴ.「虎杢」  光明の一種。虎の模様のように光明が見えることから「虎杢」と称されています。